Windows Power Shell ISEでデバッグしようとしたときに、
以外と詰まった点があったので、メモ。
Power Shell自体が何なのかと言うのがよく分からない方は、まずは下記記事を参考に。
Windows PowerShell ISE でのデバッグ方法

Windows PowerShell ISEは、Windows標準のPower Shell用エディタだ。
デバッグする時の手順は下記のような手順になる。
- ブレークポイントを貼る
- プログラムを実行する
- 変数の中身を確認する
順に説明していく。
①ブレークポイントを貼る
まずはブレークポイントを貼る。
ブレークポイントとは、プログラムを実行する際、プログラム中の指定しておいたポイントで、プログラムを一時停止することができるポイントのこと。

Windows PowerShell ISEでは、ブレークポイントを、F9キー押下で貼ることができる。
貼った後は、貼った行の色が変わる。
↓貼る前

↓貼った後

②プログラムを実行する
ブレークポイントを貼ったら、次にプログラムを実行する。
プログラムを実行するには、F5を押下するか、画像赤枠の「スクリプトを実行」ボタンを押す。

③変数の中身を確認する
プログラムが実行されると、ブレークポイントを貼った行で処理が止まる。
その状態で変数などにカーソルを乗せると、変数の中身を確認することができる。

以上が基本的なWindows Power Shell ISEでデバッグ方法。
【補足】Power Shellでブレークポイントが貼れないときの対処法
補足としてPower Shellでブレークポイントが貼れないときの対処法を書いておく。
筆者も少し詰まったので、メモ。
原因としては下記のような原因が考えられる。
- スクリプトファイルに、角括弧[]が含まれている
- 保存されていないスクリプトである
①スクリプトファイルに、角括弧[]が含まれている
PowerShellでは、角括弧[]が含まれていると、ブレークポイントを貼ることができない。
PowerShellでは角括弧は正規表現で使用される。
そのため、角括弧がパスに含まれていると、PowerShell ISE自体が、
実行中のスクリプトファイルのパスを正しく判別できなくなり、
ブレークポイントが貼れなくなる。
②保存されていないスクリプト
保存されていないスクリプトにブレークポイントは貼れないらしい。