本記事では、PHPの
trim(), ltrim(), rtrim()関数の使い方を解説していく。
trim(), ltrim(), rtrim()関数を使うと、
文字列の先頭と末尾から、指定した文字列または空白文字を取り除くことが可能だ。

trim関数の使い方
まずは、trim関数の使い方から解説していく。
trim関数の書式
trim関数の書式は以下だ。
trim(文字列 [,取り除く文字])
1つ目の引数に指定した文字列の先頭と末尾から、
2つ目の引数に指定した取り除く文字を取り除く。
2つ目の引数はオプションで、指定しない場合は空白文字※を取り除く。
trim関数のサンプルプログラム
trim関数で前後の空白を削除するサンプルプログラムを紹介する。
サンプル① 指定文字列を取り除く
以下は先頭・末尾から”hello”という文字列を取り除くサンプルだ。
<?php
$string = 'hello world hello hello';
$trimed = trim($string, 'hello');
var_dump($trimed);
実行結果
" world hello "
先頭・末尾の”hello”という文字列が取り除かれ、
真ん中の部分の文字列だけが残ったのが確認できるだろう。
サンプル② 空白文字を取り除く
次に先頭・末尾から空白文字を取り除くサンプルだ。
<?php
$string = ' hello world hello hello ';
$trimed = trim($string);
var_dump($trimed);
実行結果
"hello world hello hello"
先頭・末尾の空白文字が取り除かれたのが確認できる。
ltrim関数、rtrim関数の使い方
次に、ltrim関数、rtim関数の使い方を解説する。
と言っても、
trim関数から取り除く箇所をそれぞれ先頭からのみ、または末尾からのみに絞ったのがltim関数、rtrim関数の使い方になるので、使い方としては特に難しくない。
ltrim関数:文字列の先頭から、指定した文字列または空白文字を取り除く
rtim関数:文字列の末尾から、指定した文字列または空白文字を取り除く
ltrim関数、rtrim関数の書式
ltrim関数、rtrim関数の書式は下記
ltrim(文字列 [,取り除く文字])
rtrim(文字列 [,取り除く文字])
ltrim関数、rtrim関数のサンプルプログラム
ltrim関数、rtrim関数を使って文字列を取り除くサンプルプログラムは以下
<?php
var_dump(ltrim(' abc '));
var_dump(rtrim(' abc '));
実行結果
"abc "
" abc"
ltrim関数、rtrim関数それぞれで、
先頭のみ、末尾のみから空白文字が取り除かれているのが確認できる。
str_replace関数:すべての指定文字列を置き換える
trim関数と類似する機能を持つ関数に、
str_replace関数という関数がある。
str_replace関数を使えば、
文字列の中から、すべての指定文字列を置き換えることが可能だ。
<?php
$string = ' hello world hello hello ';
$trimed = str_replace(" ", "", $string);
var_dump($trimed);
実行結果
"helloworldhellohello"
trim関数では先頭・末尾のみが対象で、中間の文字列は対象外だったので、
すべての箇所を対象にしたい場合は、str_replace関数を使用すると良いだろう。
str_replace() – 検索文字列に一致したすべての文字列を置換する
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https://www.php.net/manual/ja/function.trim.php
- ltrim() – 文字列の最初から空白 (もしくはその他の文字) を取り除く
- rtrim() – 文字列の最後から空白 (もしくはその他の文字) を取り除く
- str_replace() – 検索文字列に一致したすべての文字列を置換する
NUL
バイトタブや改行を含む点に注意が必要だ。