本記事では、oracleで
COMMENT文を使ってテーブルやカラムにコメントを付ける方法を紹介する。
コメントを付与すると、テーブルやカラムに分かりやすい日本語で説明を付けることができる。
コメントの種類は大別すると、
- テーブルにつけるコメント
- 列につけるコメント
の2種類に分けられる。
それぞれ順番に解説していく。
①テーブルにコメントをつける方法
自分のスキーマ内にある表またはビューにコメントを付ける書式は下記。
COMMENT ON TABLE table IS 'comment'
指定したスキーマ内にある表またはビューにコメントを付ける書式は下記。
COMMENT ON TABLE schema.table IS 'comment'
以下はテーブルにコメントを付けるSQL文の例
COMMENT ON TABLE student IS '生徒'
②列にコメントをつける方法
自分のスキーマ内にある表またはビューの列にコメントを付ける書式は下記。
COMMENT ON COLUMN table.column IS 'comment'
指定したスキーマ内にある表またはビューの列にコメントを付ける書式は下記。
COMMENT ON COLUMN schema.table.column IS 'comment'
- schema
コメントを付ける表またはビューが存在するスキーマの名前を指定する。
自分のスキーマ内にある表またはビューにコメントを付ける場合は、スキーマ名の指定を省略できる。
- table
コメントを付ける表またはビューの名前を指定する。
column
コメントを付ける列の名前を指定する。
- comment
コメントを指定する。
以下はカラム(列)にコメントを付けるSQL文の例。
COMMENT ON COLUMN emp.empno IS '従業員番号'
コメントの確認
付与したコメントは、以下のテーブルに問い合わせることで参照することができる。
- 表に付けられたコメント:USER_TAB_COMMENTS
- 列に付けられたコメント:USER_COL_COMMENTS
テーブルのコメントを確認する。
SELECT COMMENTS FROM USER_TAB_COMMENTS WHERE TABLE_NAME = 'student'
カラムのコメントを確認する。
SELECT COMMENTS FROM USER_COL_COMMENTS WHERE TABLE_NAME = 'student' AND COLUMN_NAME = 'student_id'
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https://docs.oracle.com/cd/E16338_01/server.112/b56299/statements_4009.htm
コメントを付ける表またはビューが存在するスキーマの名前を指定する。
自分のスキーマ内にある表またはビューにコメントを付ける場合はスキーマ名の指定を省略できる。
コメントを付ける表またはビューの名前を指定する。
コメントを指定する。