MacBookでターミナルを使っていて、
ターミナルコマンドのエイリアスが欲しいなあと思ったのでメモ。
エイリアスとは
エイリアスとは、コマンドを省略して打てるようにしたもののこと。
例えば、ディレクトリ内のファイルを詳細と共に表示する時は、「ls -l」コマンドを打つだろう。
# ディレクトリ内のファイルを詳細と共に表示
ls -l
一回打つだけではあれば簡単なコマンドだが、実際は上記コマンドは使用頻度がとても高く、オプションまで打つのがめんどくさくなってくる。
そこで下記のようなエイリアスを設定することが多い、
# ls -lのエイリアス
ll
ls -l を、短く簡単に打てるようにしたものだ。
llと打つだけで、ls -lと同じ結果になる。
本記事では、上記のようなエイリアスの作成方法をMacBookで行う方法を紹介していく。
MacBookでのコマンドエイリアス作成手順
MacBookでのコマンドエイリアス作成には、大きく分けて下記の作業を行う。
- ~/.bash_profileの作成・編集
- ~/.bashrcの作成・編集
- ターミナルを再起動
上記手順に関して押さえておきたいポイントとしては、
- ~/.bash_profile は、ログイン時に読み込まれるファイル。
- ~./.bashrcは、bash起動時に読み込まれるファイル。
- Macはデフォルトでbash_profileとbashrcがが存在しないので、自分で作成・編集してやる必要がある。
と言うことだろう。
では、実際に書く手順を詳細に説明していく。
① ~/.bash_profileの作成・編集
まず最初に、ホームディレクトリに、.bash_profileと言うファイルを作成する
#ホームディレクトリに移動
cd ~
#.bash_profileを作成
touch .bash_profile
そしたら.bash_profile中に、下記の記述をコピペして保存する(vi .bash_profileなんかで編集)
if [ -f ~/.bashrc ] ; then
. ~/.bashrc
fi
② ~/.bashrcの作成・編集
①と同じ要領で、ホームディレクトリに、.bashrcと言うファイルを作成する
#ホームディレクトリに移動
cd ~
#.bashrcを作成
touch .bashrc
.bashrcの中に、作成したいエイリアスを書き込んでいく。
今回は冒頭で紹介した、ls -lを、llと打つ例を書き込む
#エイリアス
alias ll='ls -l'
③ ターミナルを再起動
②を終えたら、ターミナルを再起動する。
再起動しないと、①②の設定が反映されないので注意
①②③を終えたら、作成したエイリアスコマンドを打ってみる

作成したllと言うエイリアスが動いているのが分かる
補足
エイリアスは一行ごとに書くことで、複数設定できる(.bashrc)。

「ll」のエイリアスの他に、「la」と言うエイリアス(ls -a)を次の行で設定しているのが分かる。
Macターミナルコマンドのエイリアス作成まとめ
- .bash_profileで.bashrcを読み込む
- .bashrcにエイリアスを書き込む
- ターミナルを再起動すると読み込まれる
関連記事
https://qiita.com/YusukeHigaki/items/67a17995c8a4e1329d11