エクセルファイルにマクロを追加して保存したとき、
以下のメッセージが毎回毎回出力されてしまった。
「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください。」

本記事では、この「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください。」のメッセージの消し方を紹介する。
ドキュメント検査機能では削除できない個人情報が〜の消し方
「ファイル > オプション」をクリックする。

「セキュリティセンター」をクリックし、
「セキュリティ センターの設定(T)をクリックします。

「プライバシー オプション」 をクリックし、
「ファイルを保存するときにファイルのプロパティから個人情報を削除する」のチェックを外す

OKで閉じて、これで保存のときのメッセージが表示されなくなる。
「ドキュメント検査機能では~」の警告文が表示される原因
おまけとして、「ドキュメント検査機能では~」の警告文が表示される原因が何かを紹介しておく。
まず前提として覚えておきたいことは、前提として、
Excelには個人情報を保存する機能があるということだ。
そして、この個人情報をファイルを閉じるたびに削除してくれるのが「ドキュメント検査機能」ということになる。
なぜ警告文が表示されるのかというと、このドキュメント検査機能では消すことができない個人情報があるからだ。そのため警告文を毎回出してくれているのが結論になる。
「ドキュメント検査機能では~」の個人情報とは
では「ドキュメント検査機能では~」の警告文が言っている「個人情報」とは具体的になんのことだろうか?
結論から言うと、個人情報と言っても住所や電話番号のようなものではなく、Excelファイルのプロパティで確認できる項目で「作成者」や「前回保存者」などがそれに当たる。

重大な情報ではないとは言え、企業情報なので厳重に扱う必要がある。
この個人情報はあとから追加することや、不必要な項目だけを削除することもできるので知っておいて損はないですよ!
ドキュメント検査機能では~」を非表示にする際のデメリット
最後に「ドキュメント検査機能では~」を非表示にする際のデメリットを解説する。
結論から言うと、個人情報の漏洩のリスクがある(当たり前)。
エクセルは学生から大人まで大小様々なありとあらゆる場所で使用されるツールだ。
だからこそどんなところから情報の漏洩が起こるか分からない。
消すと便利な反面デメリットもあることは承知しておこう。
まとめ
- Excelには個人情報を保存する機能がある(ドキュメント検査機能)
- ドキュメント検査機能では消すことができない個人情報があるため警告が表示される。
- 設定を外したままにすると個人情報が流出する危険性がある
https://docs.microsoft.com/ja-jp/office/vba/library-reference/concepts/using-the-document-inspector
ドキュメント検査機能とは、個人情報が漏れないようにその都度消してくれる機能のこと
ドキュメント検査機能では消すことができない個人情報があるため警告が表示される。