本記事では、Excelで
「1つ以上の循環参照が発生しています。循環参照とは、数式が直接的または間接的に自身のセルを参照している状態を指します。これにより、計算が正しく行われない可能性があります。循環参照を削除または変更するか、数式を別のセルに移動してください。」
というエラーが出た時の原因と対処法を紹介する。

「1つ以上の循環参照が発生しています。循環参照とは、数式が直接的または間接的に自身のセルを参照している状態を指します。これにより、計算が正しく行われない可能性があります。循環参照を削除または変更するか、数式を別のセルに移動してください。」の原因と対処法
では順番に説明していく。
原因
Excelで「1つ以上の循環参照が発生しています。循環参照とは、数式が直接的または間接的に自身のセルを参照している状態を指します。これにより、計算が正しく行われない可能性があります。循環参照を削除または変更するか、数式を別のセルに移動してください。」というエラーが出る原因は、簡単に言うと、セルに入力した数式や関数に、自分自身のセルを含んでいるからである。そしてこれを循環参照と呼ぶ。
- セルに入力した数式や関数に、自分自身のセルを含んでいるから
- 上記を循環参照と言う
対処法
Excelの循環参照の原因が分かったところで、次に循環参照を解決する方法を紹介していく。
先に結論から言ってしまうと、
Excelの循環参照を解決するには、以下のような対処法がある。
- 循環参照が起っているセルの関数や数式から自身のセル情報を削除する、
- セルに設定している関数や数式自体を削除する
いずれにしろ、循環参照が起こっているセルを特定しないと話は始まらない。
では具体的にExcelの循環参照の対処法の手順を紹介していく。
1. 循環参照が起こっているセルを特定する
まずは、循環参照が起こっているセルを特定する。以下の順番でクリックする。
- 数式
- エラーチェック
- 循環参照

すると、循環参照が起こっているセルにカーソルが当たる。
2. セルの関数を修正or削除する

循環参照が起こっているセルにカーソルが当たったら、以下のいずれかの対応でセルの循環参照を解除する。
- 循環参照が起っているセルの関数や数式から自身のセル情報を削除する、
- セルに設定している関数や数式自体を削除する
大体の場合ドラッグ操作を誤ったなど、自分が意図しなかった操作が原因で循環参照が起きてしまうケースがほとんだと思うので、大体②の対応になるのではないかなと思う。
まあいずれにしろ、該当のセルで自分自身のセル情報を関数や数式から削除できればOKだ。
3. 循環参照が無くなったことを確認。
2までの手順を実行できたら、最後に循環参照が削除されたことを確認しよう。
「1. 循環参照が起こっているセルを特定する」の手順を実行し、③循環参照のボタンが非活性(押せない状態)になっていれば、もうそのシートには循環参照が残っていない状態となる。

以上で、「1つ以上の循環参照が発生しています。循環参照とは、数式が直接的または間接的に自身のセルを参照している状態を指します。これにより、計算が正しく行われない可能性があります。循環参照を削除または変更するか、数式を別のセルに移動してください。」
というエラーが出た時の原因と対処法は終了となる。
参考