本記事では、
ワードプレスの無料テーマと有料テーマについて、
両者の効果に差はあるのか?と言うテーマで記事を書く。
ブログ始めたばかりの方とかだと、有料のテーマの存在は知っていて、
有料テーマの方が無料テーマよりなんとなく良いのかな〜とかは思っていても、
実際のところ何がどう変わるのか想像しづらいし、分からないと思う。
なので、なるべく初心者の方でもわかるように、
無料テーマと有料テーマの違いについて解説していこうと思う。
結論:無料テーマと有料テーマの効果に差はある
結論から言ってしまうと、
無料テーマと有料テーマの効果に差はある。
それも結構なレベルで差がある。
有料テーマは数千円〜2万5千円くらいするのが相場で、
それなりに値段はするものだが、余裕のある人なら絶対に購入した方が良い。
ブログ集客を目的にしている人ならば、早く始めれば始めるほど、
後々メリットが大きいので、なるべく早い段階での購入をおすすめする。
無料テーマと有料テーマの違い
では具体的にどんなことが違うのか見ていこう。
まずはざっくりと下記にリストアップしてみた。
無料テーマと有料テーマの違い
無料テーマ |
有料テーマ |
|
①デザイン性 |
あまり良くない |
良い |
②SEO対策 |
中には施されてるものもある |
大体施されている |
③表示スピード・性能 |
あまり良くない |
良い |
④安全性・互換性 |
あまり信頼できない |
信頼できる |
細かいことを言えばもっと違いはあるのだが、
キリがないので、4つに絞っている。
あとは前提として注意しておいてもらいたいのが、上記でリストアップした各項目は、
それぞれ完全に独立した項目というよりは、お互いに効果として関連しているという点だ。

例)デザインが良い→読者の滞在時間がUP→SEOの効果アップ
→→デザインとSEOは関連して効果を引き出していると言える
説明するにあたって4つに分けて考えた方が説明しやすいので、4つに分けてあるだけ。
上記のイメージを持って記事を読み進めてもらいたい
①デザイン性

有料テーマの方がデザインに優れている。
サイトの全体的な見栄え、レイアウトはもちろん、
見出しやボタンと言った一つ一つの部品に至るまで、
読者の目を惹き付ける洗練されたデザインのものが有料テーマには用意されている。
正直、一度有料のデザインの良さを知ってしまうと、なんというか、
無料テーマならではの「ダサさ」にもう耐えられない。
「俺のサイトこんなにいけてるぜ!」っていうサイト運営者のモチベーション
にも関わってくるので、デザイン性は一番最初にこだわってもらいところ。
みんなまず形から入りたいのは共通ではないだろうかと思っている。
デザインの良さはSEOに効果がある
デザインの効果は、単に見た目が良いだけにとどまらない。
デザインが良いサイトの場合、それだけで、
読者のサイト滞在時間が格段に上がる。
サイト滞在時間とは、
読者があなたのwebサイトを訪れてから、離脱するまでの時間のことだ。
欲しい情報がパッと出てこない、あるいはどこに情報が
あるのか視覚的に把握しづらいサイトは、しっかりと読む前に、
「もっとわかりやすいサイトがあるかも」と考えて、
次のサイトを探しに行ってしまった経験、ないだろうか。
つまり、デザインが悪いということは、それだけで、
せっかく訪れてくれたユーザーを手放す原因になってしまう。
この読者の「サイト滞在時間の長さ」は、
検索エンジンが良質なサイトか評価するための指標として、非常に重要な項目だ。
そのため、より優れたデザインを使用し、読者の滞在時間を伸ばせるような
ブログテーマを使用することで、良質なサイトと評価され、SEO対策になるということだ。
- デザインが良いと読者のサイト滞在時間が伸びる
- 滞在時間が長いとサイトの評価が上がる
注意点としては、ワードプレスはHTMLとCSSの知識があれば、
デザインは努力次第ではある程度の改善が見込めるということだ。
しかし、それには、多大な労力と時間を要するため、
有料テーマで手っ取り早く良質なデザインのテーマを購入し、
記事コンテンツ自体に注力した方が、結果としてお得だと筆者は考える。
②SEO対策

有料テーマは優れたSEO対策が施されていることが多い。
SEOとは検索結果を上位表示させるための仕組みのことで、
有料テーマには、無料テーマに比べてこの仕組みがしっかりと組み込まれている。
具体的には、表示スピードや上述したデザイン性など、
幅広い要素が関わってSEOとなるのだが、特筆すべきなのは、
検索エンジンから評価されやすいコーディングに対応している点ではないだろうか。
HTML5+CSS3による、最新のマークアップに対応し、
検索エンジンに評価されやすい内部構造を持ったサイトを構築できるよう
有料テーマは洗練されている。
SEOがなんだかよくわからないという方は、サイトの評価というものは、
人(視覚ベース)に加えて、ロボット(ソースコードベース)の評価もされている
ということを覚えておいてもらいたい。
このロボットによる評価というものは、単純なデザイン(人が見る見た目)
ではなく、ソースコードの構造を解析して行われているのだ。
有料テーマはSEOに強い内部構造のコーディングができる。
SEOはブログ運営において無視できない重要な要素であるが、
初心者にとっては難易度が高い部分でもあると思うので、
初期値としてSEOが組み込まれている有料テーマを使用することは、
無料テーマに比べて効率よくブログの評価を上げる手段だと考えて欲しい。
注意点としては、
無料テーマでもしっかりとしたSEOが組み込まれたテーマは存在することと、
SEOは自身の記事の構成によっても大きく左右されてくるものなので、
そもそもテーマに頼りきるのは良くないという点だ。
あくまで、テーマそのものに施されたSEO対策に差があるんだよ、
ということを認識してもらいたい。
③表示スピード・性能

有料テーマの方が、サイトの表示スピードに優れている。
「どれくらい違うのと?」思うだろうが、
大体コンマ数秒〜数秒という範囲だろうか。
「少なくね?それくらい待つやろ」と思った方、この差を侮るなかれ。
ユーザーというものはわがままでせっかちである、基本、待たない。
なぜなら、あなたのサイトの他にもサイトなんて星の数ほどあるからだ。
この数秒を待つストレスよりも、次のサイトを探しにただちに
ブラウザバックしたくなるのがユーザー心理なのだ。
このわずか数秒という待ち時間がユーザに与えるストレスというのは、
とてつもなく大きく、これが原因でせっかくクリックしてもらったのに、
コンテンツを見てもらう前にユーザが離脱してしまうというのは良くある話だ。
SEOの観点から言っても、既に述べた滞在時間が短いのはよろしくない。
よっぽど知名度や信頼が高いサイトでもない限り、
ユーザーは基本的に待ってはくれないため、
表示速度が遅いテーマは避けるべきと行って良いだろう。
そして無料テーマに比べ、有料テーマは、
この表示スピードにはこだわりを入れて開発しているものが多い。
それだけサイト運営において、表示スピードは重要な指標だということだ。
- ユーザは基本的に、表示が遅いサイトを待ってくれない。
- 表示速度が早い有料テーマは、結果的にSEOにも効果がある。
④安全性・互換性

安全性と互換性についても有料テーマは優れている。
「何についての安全性と互換性?」と思うだろうが、
主にプラグインについての話だ。
ワードプレスには数多くのプラグインと呼ばれる拡張機能が存在する。
有料テーマが優れているとは言え、全てのニーズに応えている訳ではないし、
ブロガーが欲しい機能というものも千差万別だ。
そのニーズに応えるべく、世の中には数多くのプラグインが存在している。
実際にブログを運営している人で、一つもプラグインを使っていない人なんていないだろう。
しかしながらこのプラグイン、全てが信頼できるものではない。
どういうことかと言うと、
とあるテーマでは正常に動くものが、また別のテーマでは正常に動作しないなんてことがある。
また、プラグインやテーマは、日々バージョンアップしていくものなので、
バージョンが変わったタイミングで、今まで動いていたものが動かなくなったなんてこともある。
この合う、合わないのことを互換性と呼び、
テーマとプラグインの関係では度々互換性による不具合が起きてしまう。
正常に動かないだけならまだしも、意図しない表示をしてしまったり、
ユーザビリティの低下による読者の不信感を抱いてしまっては、
せっかく便利にしようと思って導入したはずのプラグインが逆効果になってしまう。
この安全性・互換性の問題は、無料テーマに比べ、
有料テーマの方が、比較的少ないと言って良いだろう。
運営元によるアップデートにより、日々、最新の安全性と互換性を整えてくれているからだ。
- テーマとプラグインには相性があり、不具合(安全性・互換性)の原因になりうる
- 開発元がしっかり運営している有料テーマの方が、上記の心配が少ない
終わりに
以上、無料テーマと有料テーマの効果に差はある?
というテーマで記事を書いてきたが、いかがだったろうか。
なるべく早い段階からテーマの恩恵を受けておいた方が、
ブログの認知、評価も適切に、そして早く向上していくので、
なるべく早くの購入、導入をおすすめする。