現役エンジニアで、よく技術ブログを書いているはらちゃんです。
現在(2021年3月)、技術ブログメインで月10000PVほどのアクセスがあります。
今回は、エンジニアが技術ブログを書くメリットデメリットについて紹介。
その他、収益は発生しているの?と言う疑問や、同じく技術ブログを書きたいと思った方のために、おすすめの技術ブログの書き方なんかも紹介する。
筆者の体験から言わせてもらうと、エンジニアになりたての人こそ技術ブログを書いた方が自身の成長につながるので、もしこれからエンジニアを目指して勉強中だと言う方はぜひ最後まで読んでもらえると嬉しい。
- エンジニアが技術ブログを書くメリットデメリット
- 収益は発生しているのか
- おすすめの技術ブログの書き方
早速紹介していく。
技術ブログを書くメリット
まずは技術ブログを書くメリットから述べていく。
インプットが記憶に定着する
技術ブログを書くことはインプットの記憶の定着につながる。
記事を書こうとする際は嘘を付けないので、正しい情報を書くためにけっこう調べる。
で、その過程で調べたことが記憶に定着することが多い。
分かっているつもりでも、改めて調べてみると、知らなかった新たな発見があったり、誤った解釈に気づけたなんてことがよくある。
また自分で噛み砕いて書いた記事なので、後から見返した時に誰よりも自分が理解しやすい備忘録として役にたつ。筆者もかなり経験している。
インプットの習慣がつく
ブログなどで普段アウトプットする習慣がつくと、
そのためのインプットも習慣になる。
エンジニアで普段全くインプットがない人なんていないと思うが、なんと言うか、「あ、これは忘れそうだなー、てか自分で見返せるように記事にまとめとこ」みたいに、「これは後ほど要チェック」の癖がつくようになる。
インプットよりアウトプットの方が定着しやすい
インプットよりもアウトプットの方が知識として定着しやすい。
そして技術ブログと言うアウトプットの場があることでその機会が増える。
記事をまとめる際はよくサンプルコードや、コマンド実行結果なんかを載っけることが多いが、そうして能動的に動いた経験の方が実際に記憶にも体にも残りやすい。
エンジニアは手を動かしてなんぼの世界でもあるので、アウトプットの機会を増やすことは良いことだと思う。
知識の保管庫になる
かっこいいタイトルにしたが、まあ要は
自分用の(電子版)ノートみたいな感じのが作れて良いよと言うことだ。
そもそも筆者がエンジニアとしてブログを始めた経緯は「ブログ書くぜ!!うおお!!」みたいなポジティブな動機ではなく、「学んだことどんどん忘れるわやべえ、、そうだ、備忘録をブログにでもまとめよう」と言うネガティブな動機だ。
特にエンジニアは日々色んな知識が入ってくる職業なので、右から左へどんどん忘れてしまう人や、ちゃんと調べて書かないと頭に入らないよって方にはおすすめだ。
(良い面も悪い面も)客観的なスキルの証明、ステータスになる
技術的内容をブログに書くことは、
良くも悪くも自分のスキルレベルを計る一つの証明になる。
たまにまあまま厳しい指摘のコメントをいただいたり、レベルの低い記事ゆえにプチパズした(トラウマ)こともある。その一方で、よく書けている記事に対して「大変参考になりました」と言うコメントをいただく機会もある。
何が言いたいかと言うと、インターネットに公開すると言うことは(容赦のない)正しい裁きを受けるよと言うことだ。
客観的な意見なので、(もちろんクソリプやスパムもあるけど)、自分の思う自分と他人の思う自分の乖離は少しは解消できているなあと感じる。
技術ブログは需要がある・ネタが尽きない
技術ブログは需要が高い、またネタがつきない。
実際勉強中や業務中にかなりググることになるし、Qiitaやブログなどで個人の記事を参考にしたと言う機会は誰でもあるはずだ。
そしてブログを書く側としても、「記事何かこっかな〜」みたいなことには絶対ならない。書くことなんて無限にあると言って良い(これ結構重要)。
特化型ブログとして選ぶカテゴリーとして、技術ブログは十分恵まれている時代だと感じている。
技術ブログが、Qiitaと比べて良いところ
次にQiitaと比べて良いと感じている部分を述べていく
ブログ運用の知識がつく
自分でブログを始めようと思ったら、サーバーの管理やwebの知識が必要だ。
Qiitaを使えば記事執筆の環境は最初から整っているし、特にSEOなんて考えて記事を書く人はいないんじゃないかと思う。
自分のブログで書く場合(例えレンタルサーバのWordPressで記事を書くのだとしても)一からブログのプラットフォームを築き、読者が読みやすいようにホームページの動線を考え、カテゴリ構成を考え、、なんてやっているうちにブログ(web)の知識はある程度つくので、その点を学びたい人にはおすすめ。
収益化可能(後に)
この後詳しく紹介するが、広告などから収益を受け取ることができる。
技術ブログの収益
収益は発生するの?と言う疑問はわりとみんな気になるところらしいのでお答えする。
技術ブログから収益は発生する。
ただし、クリック率で言ったら一般的に言われているほどクリック率は高くない。技術ブログを書くと言うことは、インターネットリテラシーが高い層を相手にするのでそりゃそうか。
実際、自分も業務でぐぐりまくるが一回も広告をクリックしたことなんてない
参考までに、下記は自分のGoogle Adsenseの一年間の収益だ。しょぼ。

おすすめの技術ブログの書き方
技術ブログを書く場合、基本的には以下の二つの書き方にアクセスが多くなるのでおすすめだ
- 手順書系
- 問題解決系
①手順書系
例えば下記のような記事だ
何か一連の手順を実施した時の手順を詳細にまとめたものの需要が以外と高い。
②問題解決系
エラーや障害を解決した時の方法にもアクセスは集まりやすい。
「仕事でこんなエラーを解決したよ!」とか、「障害が起きたけどこんなやり方で乗り切った!」とかの記事は他のエンジニアさんでも同じような境遇になることがあるため、記事にしておくと割とみてくれる。
思ったより伸びない記事
まとめ記事などの、インデックス的、体系的に書いた記事は以外とアクセスが伸びない。
例えば「dockerコマンドの使い方まとめ」とか、一見すると良さそうに見える記事だし技術ブログでは書きがちなのだが、以外とアクセス数の観点ではおすすめできない。
と言うのもこの手の記事は必ずと言っていいほど競合他社のブログが既に高クオリティのものをインターネット上に公開しているからだ。
つまり、書いてもなかなか上位表示されないし、むしろ自分で書かなくてもググった方が確実に早い(笑)。まあ自分のためにと言うのなら問題ないが、、。
ニッチな分野の需要でアクセスを伸ばす
個人ブログでアクセスを集めるおすすめのポイントは、ニッチな分野の内容を書く、と言うことだ。
技術ブログは大手web企業もライターを雇って書くなど大規模な運営をしているところが多数存在する。その記事の多くは汎用的な内容のものが多く、誰もがググりそうな多くのキーワードはそういった大規模サイトが多くのアクセスをかっさらってしまっているのが現状だ。
つまり、その土俵で勝負を挑んでも勝ち目はない。大国に一人細い棒を持って戦争するようなものだ。
そこで、どうやってアクセスを伸ばすかと言うと、個人の強みを活かすのだ。個人の強みとは上述の通り、「仕事でこんなエラーを解決した」「こんな手順でやったらうまく言った」と言うような、 「きっと他の誰かが遭遇しそう、だけど大手のサイトがわざわざ記事にするようなことではないニッチな課題」を解決してあげるようにすると、アクセスが見込める。
技術ブログを書くデメリット
では最後にデメリット。
時間はかかる
慣れてしまえばそんなことはないが、、やはり記事作成にはある程度時間を要する。
お金もかかる
自分でやろうとすればサーバー代がかかる(無料ブログもあるけどね)。
他にもっとガンガン勉強した方が良かったんじゃと思う
時間がかかると関連するのだが、「これをアウトプットするくらいなら他にもっと勉強(インプット)する方が成長できたんじゃないか」と思うことはよくある。
まあ自分の場合何でもあれこれ覚えれないので、そう言うタイプの人はブログはありかと思う。
なんか勉強した気になる(ノートを綺麗に取って満足するあれ)
技術ブログを書くことは「なんか勉強した感」が感じられる。
それは良いのだが、内容や費用対効果が伴わなければ、ただの自己満で終わってしまう。
経験ある方多いかもしれないが、勉強する際、ノートを綺麗にまとめるのが目的になってしまい、肝心の成果に結びつかないあれと同じ状態だ。この辺は特に駆け出しエンジニアがエンジニアとして迷走するきっかけになるところなので、はまらないように注意してもらいたい。
技術ブログを書く上で大事なのは、エンジニアとしての成長と言う成果につながることだぞ。
以上、少しでも技術ブログを検討している方の参考になれば幸い。