本記事では、SEOの用語に焦点を当てて、
ビッグキーワード、スモールキーワードとは?【効果的なキーワード選定】というテーマで記事を書く。
- ビッグキーワード、スモールキーワードとは?
- 両者のメリットデメリットは?
- SEOにはどっちをどう使えば効果的なの?
(SEO) ビッグキーワードとは?

ビッグキーワードとは、
Googleなどの検索エンジンにおいて、検索によく使われるメジャーなキーワードのことだ。
例えばどんなものがビッグキーワード?
まずはビッグキーワードがどんなものか理解してもらうために、
検索によく使われるメジャーなキーワードの例を紹介する。
例えば、あなたはこれから東京に観光に行くとしよう。
その上で、事前にインターネットで東京の観光情報について下調べをするシチュエーションを想像して欲しい。
この時、きっとあなたは「東京 観光地 おすすめ」みたいな検索キーワードでインターネット検索をするのではないだろうか。
この時の、一単語一単語のキーワードに注目して見て欲しい。
「東京」や「観光地」といった検索ワードは、東京観光を考えている人だったら、
まず真っ先に検索ワードとして使用しそうな単語ではないだろうか。
このように、検索エンジンで多くの人に検索ワードとして使用されるメジャーな単語のことをビッグワードと呼ぶので覚えておこう。
検索エンジンで多くの人に検索ワードとして使用されるメジャーな単語のこと
ビッグキーワードのメリット・デメリット
ビッグキーワードをブログなどのwebコンテンツで使用するメリットは、
多くの人に検索ワードとして使用される単語のため、
検索流入によるサイト訪問チャンスの母数が多くなることだ。
反対に、
ビッグワードのデメリットは
競合が多く、成果を出しづらいことだ。

ビッグワードは検索母数が多い分、当然ながら、
そこには莫大な数の競合サイトが存在する。
サイトのレベルも大手企業が運営しているサイトや、個人ブログにしてもその道のプロが作るハイクオリティなサイトが既に検索上位を独占している。またその人たちでさえ、お互いに検索上位を狙って凌ぎを削っているという世界である。
そんな中にあなたの個人ブログが「多くの人に検索されそうだから」という理由だけでビッグキーワードを入れたところで、どうだろう。米俵の中に一粒のお米を混ぜるようなものだ。きっとあなたのサイトはあって無いような存在になってしまう。
- ビッグキーワードは多くの人に検索されるキーワードのため、検索流入のチャンスが多い。
- その反面、競合サイトも多く、成果を出しづらい。
ユーザーが検索結果で表示するのは上位1〜3記事がほとんど
経験的に分かるかと思うが、検索ユーザーはめったなことでない限り、
検索結果の最初の1~3ページくらいしかクリックしない。
そのため、競合ひしめくビッグキーワードの世界では、
余程クオリティの高いwebページを作らない限り、ほとんど集客は望めないのである。

以上のように、ビッグキーワードによる検索流入を狙ってSEOを行っても、
力のある上位層に敗北してしまう確率が高く、検索順位の下位に沈んでしまうことが多い。
スモールキーワードとは?

スモールキーワードとは、ビッグキーワードに対して、
Googleなどの検索エンジンにおいて、検索回数が少ないマイナーなキーワードのことだ。
また、いくつかの単語を組み合わせた複合キーワードもスモールキーワードと呼ぶ。
例えばどんなものがスモールキーワード?
まずは検索回数が少ないマイナーなキーワードを紹介する。
例えば、先ほどの
「東京 観光地 おすすめ」の検索結果に対して、
「東京 観光地 昭和レトロ」として検索してみるとどうだろう 。


どうだろう、
検索表示結果数が1億9千100万件から390万件まで絞り込まれたのがお分かりだろうか。
約49分の1の検索表示数になった。
上記は、
「おすすめ」という抽象的な、ビッグキーワードを、
「昭和レトロ」というより具体的な、マイナーキーワードに置き換えたために起こった。
このことから分かるように、
検索に使用される頻度の少ない、ニッチでマイナーな検索キーワードのことをスモールキーワードという。
検索に使用される頻度の少ない、ニッチでマイナーな検索キーワードのこと
また「複数単語を組み合わせたキーワード」もスモールキーワードと呼ぶ。
「昭和レトロ」と検索するよりも、
「東京 観光地 昭和レトロ」と検索した方が、
より情報範囲が絞られて、検索表示結果の母数は少なくなる。


このように、
「複数単語を組み合わせたキーワード」もスモールキーワードと呼ぶことも覚えておこう。
複数単語を組み合わせたキーワード
スモールキーワードのメリットデメリット
スモールキーワードのメリットデメリットは、
基本的にビッグキーワードのそれと対になると言って良い。
つまり、検索流入によるサイト訪問チャンスの絶対数は少なくなるが、
競合が少ないため、成果につながりやすくなるということだ。

しかし、単純に対になるというだけではない。
むしろ、個人のwebサイトのSEOを強化するためには、
ビッグキーワードよりもスモールキーワードによるSEO対策の方が、圧倒的にサイトの成果につながりやすいと言えるだろう。
スモールキーワードの方がSEOに強い理由を説明していく
スモールキーワードは着実に集客していける
スモールキーワードによる検索の場合、
競合サイト数が急激に減るため、検索上位表示できる可能性が飛躍的に高まると言う利点がある。
スモールキーワードはたしかに単純な検索回数ではビッグキーワードに劣り、集客できる人数も限られてくる。しかし、そのかわりに検索上位が獲得しやすく、着実にアクセスを増やせる確率が高いと言うことが言えるのである。
ロングテールで稼ぐSEO
スモールキーワードをより多く含めたページを中心にサイト運営をすることで、
ロングテールなSEO効果が期待できる。
ロングテールとは、もともとSEOに関する言葉ではなく、インターネット販売における物品販売の手法のことだ。
引用:wikipedia
ロングテールとは、インターネットを用いた物品販売の手法、または概念の1つであり、販売機会の少ない商品でもアイテム数を幅広く取り揃えること、または対象となる顧客の総数を増やすことで、総体としての売上げを大きくするものである。
つまりロングテールとは、爆発的な流入は望めないものの、競合が少なく、ある程度の見込みがある商品をたくさん揃えることで、全体の売り上げの底上げにしようと言うものだ。
売り上げと商品数をグラフにした時に、該当の部分が長いしっぽのように見えることからロング(長い)テール(しっぽ)と言われている。

これと同じように、
検索母数は少ないけどニッチな市場で記事を量産して、成果をあげようと言うのがSEOにおけるロングテール戦略だ。
ロングテールSEOは、現在SEOを進めていく上で基本になる考え方だ。
終わりに
いかがだったろうか、
ビッグキーワードとスモールキーワード、それぞれの違いとメリットデメリットについてご理解いただけただろうか。
スモールキーワードで最初にブログを育てていくのは基本的な手法だが、当然、サイトの認知が上がってきたらビッグキーワードに的をシフトしていくのもありだ。
大切なのは両者の違いをよく理解して、自分のサイトに合わせて適切なキーワード選定をすることなので、自分がどんなターゲットに向けて記事を書いているのかや、読者はどんな目線で自分の記事を観にくるのかを仮説を立てながら記事を書いていって欲しい。
以上